格安レンタカーの落とし穴!?借りる前に確認すべき6つのこと

旅行や出張など、レンタカーを借りる機会は少なからずあると思いますが、そんな中で目に付くのが1日3,000円程度でレンタルできるような【格安レンタカー】です。

とにかく料金が安いので借りたくなる気持ちはわかりますが、注意してもらいたいのは、格安レンタカーは何かを削っているから料金が安いんです。

そこをしっかり確認せずにレンタルしてしまうと、思ったより高い金額で請求されたり、万が一の時に高額請求されることも出てくるので十分気をつけなければなりません。

今回はそんな格安レンタカーを利用する際に確認すべきことを6つご紹介しますので、『本当に』格安で借りるために参考にしていただけたら幸いです。

この記事の監修者

GOGOマンスリーレンタカー代表

舟橋 裕司


長年レンタカー会社を運営して得た、深いレンタカーの知識を記事にてご紹介。また、ファイナンシャルプランナーの資格を保持しており、保険関連の専門的な知識も交えて、レンタカー初心者でもわかりやすい情報を発信します。

目次

確認事項①:税込み料金かどうか

2021年4月から、商品を売ったりサービスを提供する事業者に対して商品を総額表示することが義務付けされました。

これは『お客様が比較購入する判断がしやすいように』国が定めたものであり、当然レンタカーにも当てはまるのですが、税抜金額しかホームページに載せていない格安レンタカー店が実際にけっこうあります。

【税抜】表記されていればまだマシですが(本当はだめですが)、中には何の表記もしていない店舗もあります。

たかが10%の消費税と思うかもしれませんが、されど消費税です。

特に長期でレンタルを考えている方からすると、料金は安くても40,000円/1ヵ月は最低でもかかりますので、消費税は4,000円にもなります。

もし税込だと思って当日レンタルしに行き、4,000円上乗せされたら結構萎えますよね。

しかもできるだけ安いレンタカー店を探していて、数百円の差でそのレンタカー店を選んでいたのだとしたら、消費税のせいでもうその苦労が水の泡です。

結論:料金が税込料金かどうかは必ず確認しましょう。

ちなみに格安レンタカーでもアプリで予約ができるようなニコニコレンタカーなどの大手は、総額表示になっているので問題ないでしょう。

確認事項②:免責補償金込みか【重要】

これは格安レンタカーで本当によく聞くのですが、免責補償制度の加入を料金の支払い間際で強く勧められます。

例えば、ある格安レンタカー店では料金支払い間際にこう言われます。

『免責補償に入らずに万が一事故を起こしてしまい、自走できなくなってしまった場合は、

対物補償の免責金が5万円。

車両保険は自走できないと8万円。

営業補償料として5万円。

レッカー代で数万円。

合計で20万円を超えてしまいますが、

本当に免責補償制度に加入しなくてよろしいんですね?』

と言われます。
(実際に言われたことがあります。)

そうすると心理的に入らざるを得なくなり、結果として免責補償に入ることになります。

私は過去記事で何度も【免責補償制度は加入しなくて良い】と言っていますが、1事故20万円なら入らざるを得ません。

つまり格安レンタカーの中には免責金を吊り上げることで免責補償制度に入らなくてはいけない状況をつくりだし、その免責金を料金に上乗せすることを前提としている店舗も存在するということですね。

結論:免責補償に関しては事前に必ず確認しておく必要があり、高額な免責金が発生するレンタカー店であれば、免責補償金込みの総額で考えなければなりません。

確認事項③:対物補償は無制限か

過去記事でレンタカー保険の選び方をご紹介させていただきましたが、この中の【対物補償】に関してです。

レンタカーは国から対人補償額を8,000万円以上にするよう義務付けられているので、ほとんどのレンタカーが無制限補償プランになっています。(無制限でない店舗は見たことがありません。)

ただ対物補償は200万円以上という義務しか国から課されていないので、対物補償を3,000万円程度に設定している店舗も少なくありません。

過去例

走行中のトラックが、前方を走行していた別のトラックに追突した。

追突されたトラックが中央分離帯を乗り越え対向車線に飛び出し路肩に横転、出火炎上し積み荷(洋服・毛皮等)が消失したもの。裁判所は、積み荷の損害額を約2億6,000万円と認定した。

引用:損保ジャパンHP

こういった事故が実際に起きています。

確率はかなり低いとはいえ、万が一起きてしまった場合に数千万円~数億円という借金を負うことになります。

1回レンタカーを借りたことで、人生が変わってしまうレベルでの負債を抱えてしまうのは避けたいところですね。

結論:対物補償(もちろん対人補償も)が【無制限】になっているかは必ず確認しておきましょう。

確認事項④:車両保険は付いているか【重要】

これも格安レンタカーでありがちなのですが、車両保険をそもそも取り扱っていないことがあります。

車両保険が付いていないことがどれだけハイリスクなのかは、こちらを合わせて読んでみてください。

対物補償の例でご紹介したような【数千万円の負債】とまではいかないまでも、一回レンタカーを借りただけで数十万円を払うというのも十分割に合いませんよね?

結論:車両保険が標準附帯しているレンタカーを借りるべきであり、もし有料で車両保険に加入できるのであれば加入料が含まれた料金を総額と考えておきましょう

ちなみに、車両保険が付いている場合でも【一部カバーの車両保険】(保険会社によりますが自損事故などは対象外だったりします。)とほぼ全てのパターンで対象となる【フルカバーの車両保険】とで分かれます。

当て逃げが補償範囲であれば一部カバーでも基本的には問題無いと思いますが、運転初心者に関してはフルカバーの方が絶対安心です。そこは運転スキルと天秤にかけて判断しましょう。

確認事項⑤:ハイシーズン料金にならないか

Typical scene during rush hour. A traffic jam with rows of cars. Shallow depth of field.

レンタカーはゴールデンウィーク・夏季(7/15~8/31)・年末年始の期間が繁忙期となり、レンタカー店は全般的に【ハイシーズン料金】として料金が上がります。

相場としては24時間あたり500円~1,500円程度料金に上乗せですが、ウィークリーでは3,000円~、マンスリーでは5,000円~ 程度の通常料金への上乗せがありますので、こちらも確認しておきましょう。

もちろん中にはハイシーズン料金が無いレンタカー店もありますので要確認です。

結論:借りる時期が繁忙期であれば、ハイシーズン料金を確認しておきましょう。

確認事項⑥:免許証以外の持ち物が必要ではないか

格安レンタカーの中には免許証以外に保険証やクレジットカードが必要な店舗があります。

保険証は【仕事をしている証拠】、クレジットカードは【クレジットカードの審査が通過できている証拠】という、いわば社会的信用を見るために提示を求められます。

実際に免許しか持っておらずレンタルできなかった人を見たことがあるので、事前に持ち物を確認しておくと良いでしょう。

結論:免許証以外に必要な身分証明書を確認しておきましょう。

番外編:傷の相互確認の徹底

これはよく問い合わせがあり、レンタルする際にも心配されることなので合わせてご紹介しておきます。

『返却時に傷が増えたと別途費用を請求されないの?』という心配です。

これは結論としてはまず無いです。
(実際に傷を増やしてしまった場合は別ですよ。)

要は増えてもいないのに増えたと請求するようなヤクザなレンタカー店はこのご時世ほぼ無いといえます。

なぜならリスクが高すぎるからです。

しつこく請求したら恐喝にもなり得ることと、口コミなどにも悪い評判が書かれて、結果的に請求できる金額よりも長い目で見ると損になってしまうからです。

ただそれでも心配という方はいると思います。

そんな方は、レンタル時に車両の傷をスタッフと相互確認する際にスマホの動画で隅から隅まで録画しておくと良いです。

実際に当店でもそこまで徹底する方は多くいらっしゃいますし、店舗からしてもそれはやって当然だと思います。

まとめ

以上、格安レンタカーを借りる前に確認しておく6つことをご紹介しました。

このように格安レンタカーは安い分何かを削って料金に還元していることが多いです。

安いからと補償が弱いのにも関わらずレンタルをして、後に巨額な賠償金を請求されるのは絶対に避けたいですし、それを避けるために料金を上乗せして払ってしまったら、そもそも格安レンタカーを借りるメリットがありませんよね。

ただ勘違いをして欲しくないのは、全ての確認事項が問題無い格安レンタカーも実際に存在するということです。

ですので、今回ご紹介した6つを確認し、『本当に』安くてお得なレンタカー店をご利用いただけたら幸いです。

PR)千葉・東京・埼玉・神奈川・茨城で
『本当に』格安なマンスリーレンタカーをお探しなら

千葉・東京・埼玉・神奈川・茨城に無料宅配していて、

格安の長期レンタカー店をお探しなら、

GOGOマンスリーレンタカー
がおススメです。

  • 格安(首都圏最安)
  • 宅配料金込み
  • 免責補償料込み
  • 車両保険料込み

となっております。是非ご検討ください。

シェアお願いします^^
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『GOGOマンスリーレンタカー』代表。長年レンタカー会社を運営して得た、深いレンタカーの知識を記事にてご紹介。また、ファイナンシャルプランナーの資格を保持しており、保険関連の専門的な知識も交えて、レンタカー初心者でもわかりやすい情報を発信します。

目次