「レンタカーとカーリースって何が違うの？」
「言い方以外に明確な違いはあるの？」
「料金はどう違う？」
などなど、レンタカーとカーリースの違いについて、両方言葉は聞いたことがあるけど、実はよくわからない方も多いのではないでしょうか。
今回はレンタカーとカーリースの料金や期間違いやメリットデメリットなどをプロの目線から解説します。
この記事の監修者
GOGOマンスリーレンタカー代表
舟橋 裕司
長年レンタカー会社を運営して得た、深いレンタカーの知識を記事にてご紹介。また、ファイナンシャルプランナーの資格を保持しており、保険関連の専門的な知識も交えて、レンタカー初心者でもわかりやすい情報を発信します。
レンタカーとカーリースの違い
では早速、レンタカーとカーリースの違いを解説します。
一覧で比較
まずは、どのような違いがあるかパッと見で比較できるように表にまとめましたので、ご覧ください。
このように、どちらも車を借りるサービスですが、料金や支払い方法・契約期間など実は色々と違いがあるのことがお判りいただけたかと思います。
この中でも特に注目しておきたいポイントが以下3つです。
- 利用期間
- 手続き時間
- 料金
こちらは分けて解説します。
ポイント1 利用期間
| レンタカー | カーリース |
|---|---|
| 数時間～1年の期間限定で借りたい人におすすめ！ | 1年以上マイカーのように利用したい人におすすめ！ |
利用したい期間で選びましょう。
利用が、数時間～1年であればレンタカー契約がおすすめです。
レンタカーは、1時間でも1日でもすぐに借りられて、使い終わったら返すだけ。契約とか面倒なことが少ないというメリットがあるからです。
逆に1年以上利用したい場合は、カーリースがおすすめです。
リース車は、ナンバーもレンタカーのように「わ」や「れ」ではなく通常のナンバーで乗れて、ほとんど自分の車のように扱えるメリットがあるからです。乗り慣れた車をずっと使いたい場合にピッタリです。
ポイント2 手続き時間
| レンタカー | カーリース |
|---|---|
| 免許証のみで 5～30分程度あれば手続きOK | 免許証や収入証明書など複数の書類が必要で、 審査期間含め1週間～1ヵ月は必要 |
レンタカーは運転免許証さえあれば、予約してから数十分で借りることができ、すぐに車を使えます。とても手軽で、スポットで急に車が必要な時に大変便利です。
一方でカーリースは運転免許証に加えて、収入を証明する書類、印鑑証明書や住民票、そして車庫証明書などが必要になります。
さらに全員がカーリースを利用できるわけではなく、収入や今のお仕事の内容を含めて審査があり、これには1週間から1ヵ月ほどかかることがあります。
東京都 40代 男性（レンタカーとカーリースについて）
もともと海外にずっと住んでいて日本に本帰国することになりました。
帰国後は東京の中でも田舎のほうに家を借りたので、生活で車が必要か確かめるために数ヵ月だけGOGOマンスリーレンタカーさんを利用させていただきました。
結果、車が無くても電車とバスで十分な場所だったことがわかったので、返却して今は車無しで生活しています。
もしカーリースを利用していたら、数年ずっと車を借り続けなければいけなかったので、レンタカーを借りる選択をして正解でした。
ポイント3 料金（1ヵ月あたり）
| レンタカー | カーリース |
|---|---|
| 3万～8万 | 1万～5万 |
レンタカーとカーリースでは、1ヵ月あたりの料金が大きく異なります。
レンタカーの場合、1ヵ月あたりの料金はおおよそ3万～8万円が一般的です。この料金には、保険料やメンテナンス費用が契約に含まれているためこれ以上増えることはありません。
ただし1年以上の長期間レンタカー借り続けるのであれば、車をローンで購入したほうが安くなることもあるので、あくまでも数ヵ月までの利用としたほうが良いでしょう。
一方、カーリースは1ヵ月あたり1万～5万円で、長期間利用するほど月々の支払いが安くなる傾向があります。
ただし任意保険やメンテナンスはオプションだったり、自分で別途契約しなければならないので、リース基本料金以外にも費用が発生することを念頭に置いておかなければなりません。
また長期間であればあるほど月々の支払いは安くなるという特徴はありますが、最終的には利率がかかるため、総支払額は増えるという点に注意が必要です。
【GOGOマンスリーレンタカー代表の解説】
カーリースは残価型ローンとほとんど同じです。
長期間のリース契約は1ヵ月ごとの負担が少ないように見えても、期間を通して支払う金額は大きくなる傾向があります。
そのため、毎月の支払い額だけでなく、総額がどれだけ増えるかを考慮することが重要です。
それぞれどういう方におすすめ？
ではレンタカーとカーリースはそれぞれどんな方が利用するのがをまとめてみました。
| レンタカーはこんな人におすすめ | カーリースはこんな人におすすめ |
|---|---|
| ・借りる期間が1年以内の方 ・すぐに車が必要な方 ・契約時の審査が通るか不安な方 ・どの位車が必要か未定な方 | ・1年以上車が必要な方 ・契約手続きが長くても問題ない方 ・マイカーとして車が欲しい方 ・毎月の支払を少なくしたい方 |
このように、レンタカーは審査不要で免許証があれば基本的にはすぐに借りることができます。また急の引っ越しや生活の変化で車が不要になったら返却するだけでその後はもちろん料金はかかりません。
カーリースは審査必要で手続き時間も長いですが、毎月の支払を抑えることができます。引っ越しの予定などもなく、車をずっと使うことが分かっている方はリースが良いでしょう。
まとめ
以上、レンタカーとカーリースの違いについて解説しました。
レンタカーは数時間～数ヵ月の利用におすすめで、急な予定変更に対応できる手軽なサービスです。
一方で、カーリースは長期間の利用を前提に、月々の支払いを抑えつつ、ほぼ自分の車のように使えるのが特徴です。
利用期間や目的・メリットに応じて、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。どちらを選んでも、しっかりと計画を立ててお得に利用しましょう。
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