最近増えてきているマンスリーレンタカー。あなたも一度は聞いたことがあると思います。
本日はマンスリーレンタカーというものはどういうものなのか?使う場面や料金相場・比較されやすい短期カーリースとの違いなどをわかりやすく解説していきます。
この記事の監修者
GOGOマンスリーレンタカー代表
舟橋 裕司
長年レンタカー会社を運営して得た、深いレンタカーの知識を記事にてご紹介。また、ファイナンシャルプランナーの資格を保持しており、保険関連の専門的な知識も交えて、レンタカー初心者でもわかりやすい情報を発信します。
マンスリーレンタカーとは?
レンタカーの一般的なイメージは、6時間~12時間、長くて48時間などの1泊2日程度で利用することをイメージする方が多いのではないでしょうか。
この短期利用するレンタカーのことをデイレンタカーと言ったりします。
対してマンスリーレンタカーというのは1ヵ月以上の長期で利用するレンタカーのことを言います。
このデイレンタカーとマンスリーレンタカーですが、根本的に利用する目的が異なります。
デイレンタカー:特別なことをする際の交通手段として(非日常生活で利用)
マンスリーレンタカー:マイカーを持つ代わりとして(日常生活で利用)
デイレンタカーの利用は旅行やレジャー施設などに行くための交通手段としての利用が大半を占めており、非日常をより盛り上げてくれるアイテムとして重宝されています。
その為、車種は中古の軽自動車から新車の高級車まで幅広くニーズがあるのです。
マンスリーレンタカーの利用目的のメインは、一時的なマイカーの代わりとして日常に溶け込むものとなっており、代表的な利用例としては4つほどあります。
マンスリーレンタカーの利用例
長期休暇
お盆やGW・年末年始などの国民の長期休暇に合わせて利用されるパターンです。
決まってどこに行くからというよりも、長期休暇中は親戚の家に行ったり帰省したり、急に出かけることになるなど、通常よりも予定が入りやすいためです。連休に入る前に借りておいて連休中はマイカー代わりに様々な用途で利用し、連休後に返却するという賢い使い方ですね。
初心者
免許取りたての方にも重宝されています。
運転に慣れるためにはある程度の期間乗り続ける必要がありますが、マンスリーレンタカーならば期間中マイカーとして日常生活を暮らしていくだけで自ずと慣れていくことができます。
レンタカーの任意保険が充実しているという点も初心者が借りやすい理由の一つですね。
事故時の代車
事故でマイカーが壊れてしまい修理に出した場合です。
自動車の修理は車種や壊れた箇所によっては修理完了まで1ヵ月程度かかってしまうことも珍しくありません。
特にマイカー通勤している方などは車が無いと大変ですので、そういった場合はマンスリーレンタカーを借りておくのです。
社用
急な出張などでの利用です。レンタカーは手続きが簡単で即日レンタル可能な店舗も多いので企業利用も多いです。
出張自体も伸びる可能性があるので、デイレンタルを利用せずに予めマンスリーレンタルしておく企業が多いのです。
このご紹介した4つのシーンに関してはこちらで掘り下げてご紹介しているので、興味があれば合わせてご覧ください。
マンスリーレンタカーの料金相場
過去の記事でご紹介していますが、マンスリーを扱う会社は大きく分けて3つあります。
大手レンタカー店・格安レンタカー店・マンスリー専門店
前社2社はデイレンタルが基本ですが、マンスリープランも用意しているというイメージです。
各社のだいたいの料金相場です。
大手
トヨタレンタカーの料金
1日7,000円の車種なら、1ヵ月100,000円前後
確か7,000円×30日の金額よりは大幅に安くなっているけど、10万円を超えてしまうのはさすがに高いわね。
格安レンタカー
ニコニコレンタカーの料金
1日3,740円の車種なら、1ヵ月36,000円前後
だいぶ安く感じるわね。ただここに免責補償料などで6,000円ほど乗るから結局40,000円以上はかかりそうね。
マンスリー専門店
GOGOマンスリーレンタカー(当店)の料金
1ヵ月45,800円
免責補償料や配車・引き取り料など全てのコミコミ価格ね。
このような料金相場になります。
当店の安いアピールみたいに見えたらすみません。。
ただここで言いたいのは、なぜこのような金額差が出るのか?という点です。
理由は一つです。
マンスリーレンタカー専門店は『デイレンタルをやっていないから』、料金を安価にすることができるのです。
例えば、
①車10台のデイレンタルありのお店
②車10台のマンスリー専門店
この2店舗があったとして、1ヵ月あたりレンタカーにどれだけの回数対応をしなければいけないかを見てみましょう。
①の店舗は・・
貸出手続きは1ヵ月に最大300回
(デイレンタルを1ヵ月に30回×10台)
返却手続きは1ヵ月に最大300回
清掃作業は1ヵ月に最大300回
貸出~返却~清掃 合計900回
②の店舗は・・
貸出手続きは1ヵ月に最大10回
(マンスリーレンタルを1ヵ月に1回×10台)
返却手続きは1ヵ月に最大10回
清掃作業は1ヵ月に最大10回
貸出~返却~清掃 合計30回
①900 ー ②30 = 870回
この差は人件費の差にそのまま関わってきます。
つまりデイレンタルをしているお店は経費が上がる分料金を上げざるを得ないということですね。
ということで、安価にレンタルをしたい場合はマンスリー専門店を選べば良いということは頭に入れおきましょう。
カーリースとの違い
カーリースは短くても1年以上からの利用ですが、最近では1ヵ月からOKの短期カーリースも存在します。
なのでよくマンスリーレンタカーと短期リースが比べられますが。全然違います。
詳しくは、
こちらで解説はしていますが、カーリースというのは残価型ローンとほとんど一緒です。
残価型ローン会社が利子で利益を出しているのに対し、カーリースは諸費用(登録手数料・メンテナンス費・車検費用など)を乗せることで利益を出しています。
見せ方は違えど、ローンを組んでいるのと一緒だということです。
少し話が逸れましたが、短期カーリースはリース料金だけ見れば安く見える場合があります。
ただ任意保険は自身で加入する必要があるため費用が増えたり、車検代行取得費用が上乗せされたりして、その分借りるまでの期間も要します。
今回ご紹介した4つの場面で利用を考えているのであれば、マンスリーレンタカー利用のほうが金額的にも借りるまでの期間を考えてもおススメといえます。
まとめ
今はマイカーを持たない時代といえます。
なぜなら交通の発達によってマイカーが無くても不便ではない時代へと変わってきているからです。
ただし年間を通して『車があったら便利なんだけどな。』と思う瞬間は誰にでもあると思います。
そういう必要な時に必要な期間だけレンタカーを借りることで、マイカーに近い満足度でマイカーより大幅に安く日常を暮らしていくことができます。
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